MSCポエジアのパナマ運河クルーズ|料金・寄港地・15日間の中身
MSCポエジアは、イタリアのMSCクルーズが運航する客船です。日本で売られているプランは限られていて、当サイトの掲載19プランはすべてパナマ運河と中米を巡る15〜16日間の同一コースです。料金は94万9千円から、中央値は100万円前後。「パナマ運河を船で通ってみたい」という目的がはっきりしている方向けの一隻です。
売られているのは1コースだけ
掲載中のプランは、出発地(羽田・成田/名古屋/伊丹/福岡)や航空券のクラス、客室のグレードが違うだけで、船に乗る区間はすべて同じコースです。マイアミで乗船し、カリブ海から中米を巡ってパナマ運河へ向かいます。
つまりこの船を選ぶかどうかは、実質的に「このコースに行きたいかどうか」と同じ意味になります。日程や方面を比べて選ぶ余地は少なく、そのぶん判断はシンプルです。
寄港地とコースの中身
掲載データの寄港地は次のとおりです。
- マイアミ(アメリカ)— 乗船地。日本からは乗り継ぎで向かいます。
- ベリーズシティ(ベリーズ)— 沖合にある巨大な海中洞窟「ブルーホール」で知られる国です。プランの名称にもこの見どころが使われています。
- カルタヘナ(コロンビア)— 城壁に囲まれた旧市街が世界遺産に登録されている港町です。
- モンテゴベイ/オチョリオス(ジャマイカ)— カリブ海のビーチリゾートです。
- コロン(パナマ)— パナマ運河の大西洋側の玄関口です。
- トルトゥゲーロ国立公園(コスタリカ)— 日程によって組まれます。熱帯雨林と水路の自然保護区です。
中米の複数国を1回の旅行で回れるのがこのコースの価値です。飛行機で個別に訪ねると移動と宿泊の手配が煩雑になる地域なので、船が動くホテルになる形が特に効く方面だと言えます。
パナマ運河は何が見どころか
パナマ運河は、太平洋と大西洋を結ぶ全長80kmほどの運河です。両側の海の高さが違うため、閘門(こうもん)と呼ばれる水門で船ごと水位を上げ下げして通過します。数万トンの客船が水に浮いたまま持ち上げられていく様子を、デッキから間近に見られるのがこの航路の最大の見どころです。
通過には数時間かかり、その間はずっと甲板で眺めていられます。寄港地観光と違って上陸しなくても体験そのものが成立するのが、他の方面にはない特徴です。
料金の目安と日程
掲載中のMSCポエジアのプランは、最安が約95万円、中央値は100万円前後で、上位客室・ビジネスクラス利用のプランは196万円まであります。日程は14〜15泊です。
金額だけを見ると高く感じますが、この中には日本からマイアミまでの往復航空券、14泊分の宿泊と食事、6か国分の移動がすべて含まれています。1泊あたりで見ると7万円前後で、内容を踏まえると相場から外れた水準ではありません。
設定は年に数回で、掲載データでは10月・11月・翌1月に集中しています。行きたい時期を自由に選べるコースではないので、日程が合うかを先に確認するのが現実的です。
客室のグレードで選択肢がある
掲載プランには、通常の客室のほかに「MSCヨットクラブ」の客室を使うものがあります。これはMSCクルーズの上位区画で、専用のラウンジ・レストラン・プールとバトラーサービスが付く、いわば船の中の独立したエリアです。大型船のにぎやかさを避けて静かに過ごしたい方が選ぶ設定です。
また、往復の航空券をビジネスクラスにするプランも用意されています。14泊の旅程で日本から往復する行程なので、移動の負担をどこまで軽くするかで総額が大きく動くタイプの商品です。予算の配分をどこに置くかで選ぶことになります。
MSCポエジアはどんな船か
MSCポエジアは2008年に就航した中規模の客船です。船名はイタリア語の「詩」に由来します。近年就航したMSCの巨大船(MSCワールドアジアやMSCベリッシマなど)と比べると規模は控えめですが、そのぶん船内の移動が楽で、混雑も穏やかです。
食事はイタリア系の船会社らしく地中海料理が中心です。日本発着の航路ではないため、日本語対応は日本発着クルーズほど手厚くありません。ただし掲載プランはいずれも日本の旅行会社が販売する海外パッケージなので、日本語のサポート体制については販売会社に確認できます。
この航路に向いている人
- 2週間以上のまとまった休みが取れる方 — 14〜15泊なので、前後を含めると2週間を超えます。
- パナマ運河の通過を目的にできる方 — この航路の中心はここです。
- 個別には行きにくい国をまとめて訪ねたい方 — ベリーズ、コロンビア、パナマ、コスタリカを1回で回れます。
逆に、短い日程で気軽にクルーズを試したい方には向きません。その場合は日本発着の航路や、アジア方面の短い航海のほうが合います。
予約前に確認したいこと
同じコースでも、出発地・航空券のクラス・客室グレードで料金が倍近く変わります。比較するときは同じ客室タイプ・同じ航空券クラスで揃えて見比べてください。
また、寄港地は運航状況によって変更・割愛されることがあります。最新の料金・空席・日程は、必ず各社の公式予約ページでご確認ください。