MSCベリッシマの料金と選び方|日本発着で最安クラスの大型客船
MSCベリッシマは、日本発着クルーズに配船されている海外船社の大型客船です。当サイトには2026年11月から2027年6月出発の84プラン(32コース)を掲載していて、最安は32,980円(東京発上海着の3泊片道)、クルーズ代金だけの商品なら5泊でも4万円台から見つかります。一方で、往復の航空券や台湾観光を組み込んだツアー型商品は20万〜60万円台と、同じ船・同じ泊数でも価格の幅が大きいのがこの船の特徴です。ここでは掲載データをもとに、航路の種類、料金の読み方、満室になりやすい時期、乗る前に知っておきたい点を整理します。
MSCベリッシマとはどんな船か
MSCベリッシマは、イタリアに本拠を置くMSCクルーズが運航する大型客船です。全長300メートルを超える大きさで、船内にはプール、ウォータースライダー、劇場、複数のレストランなどが揃っています。船そのものが一つの街のような規模で、終日航海の日でも過ごし方に困ることはありません。内装は地中海生まれの船らしく華やかで、日本船の落ち着いた雰囲気とはまた違った空気感があります。
航路は大きく3種類
沖縄・台湾クルーズ(11〜1月と春)
掲載プランの中心はこの航路です。東京または那覇を起点に、宮古島・石垣島・基隆(台湾)を回る4〜6泊の日程で、寄港地の登場回数でも那覇38回・宮古島28回・石垣島27回・基隆37回と突出しています。東京発は「東京→石垣島→宮古島→那覇→基隆」のような片道で那覇や東京に戻る形が多く、那覇発着の周遊も組まれています。台湾では九份・十分・台北の観光を付けたツアー型商品も多く出ています。
九州・韓国クルーズ(3〜6月)
春は東京発で鹿児島・佐世保・済州島(韓国)を回る5〜6泊が主力になります。鹿児島39回・済州島39回・佐世保25回と、寄港地の顔ぶれが沖縄航路とはっきり分かれます。掲載中で最も安い5泊(44,800円)と6泊(52,000円)は、どちらもこの九州・韓国航路のクルーズ代金のみの商品です。
ロングクルーズと片道クルーズ
2027年4月10日出発の10泊(東京→広島→鹿児島→済州島→佐世保→神戸→東京、249,800円〜)と、ゴールデンウィークの2027年5月4日出発の13泊(東京→神戸→高知→広島→別府→那覇→宮古島→基隆、319,800円〜)が長い日程です。逆に、2027年1月17日の東京発上海着3泊(32,980円)と、6月10日の東京発仁川着3泊(39,800円)は片道で、帰りの航空券を自分で手配する前提の商品です。安さだけで選ぶと帰路の費用が別にかかる点に注意してください。
料金の読み方:クルーズ代金だけか、ツアー型か
当サイトの掲載では全体の中央値が19万円前後ですが、これは商品の種類が混ざっているためです。泊数別に見ると、4泊は65,980〜73,980円と狭い範囲に収まる一方、5泊は44,800円から609,000円まで開いています。
- クルーズ代金だけの商品(JTBクルーズ、クルーズバケーションが中心):4泊6万円台、5泊4万円台〜、6泊5万円台〜。港までは自分で行く前提です。
- ツアー型商品(阪急交通社が中心、掲載84プラン中55プラン):往復または片道の航空券、那覇や台湾でのホテル泊、観光、添乗が組み込まれていて20万〜60万円台。福島・秋田・青森・名古屋・福岡といった地方の空港発の設定があるのはこちらです。
同じ出発日・同じ航路でも、片方は6万円、片方は25万円という並びになるのはこの違いです。首都圏から自分で横浜・東京港へ行けるなら前者、飛行機で沖縄まで行って乗る、帰りに台湾観光を足したい、という場合は後者を比べてください。当サイトの一覧は同一条件の航海をまとめて最安を代表表示しているので、行の中の「全○プラン」を開くと販売会社ごとの価格が見えます。
満室になりやすい時期
掲載84プランのうち、50プランがすでに満室表示です。満室が目立つのは阪急交通社のツアー型商品で、2026年11月・12月出発の沖縄・台湾コースは多くが埋まっています。ツアー型は航空券の座席数で上限が決まるため、クルーズ単体より早く締まる傾向があります。逆に、クルーズ代金だけの商品は出発の2〜3か月前でも残っていることが多いので、ツアー型が満室でも諦める前にそちらを確認してください。
出発月で見ると、2026年11月に12プラン、12月に13プラン、2027年1月に5プラン、3月に18プラン、4月に14プラン、5月に15プラン、6月に7プランで、2月出発の掲載はありません。冬に乗るなら12月までか、3月以降の春の航路が候補になります。
出発港
クルーズとしての乗船港は東京港・那覇・名古屋・福岡が中心で、掲載上の出発地は東京37、那覇15、名古屋13、福岡8、東京(成田・羽田)5、福島3、秋田2、青森1です。「福島発」「秋田発」「東京(成田)発」は空港からの出発を意味するツアー型で、船に乗るのは那覇などです。首都圏から乗るなら東京港発のプランが移動の負担も費用も抑えられます。
初めての方が気にする点
言葉は通じるのか
MSCクルーズは海外の船会社ですが、日本発着の航路では日本語対応が用意されることが多くなっています。船内新聞の日本語版や、日本語を話すスタッフの配置などです。対応の範囲は航路や時期によって異なるため、心配な場合は予約前に販売会社へ確認しておくと安心です。
食事は口に合うか
イタリア系の船社らしく、パスタやピザなど地中海料理が中心です。日本発着の航路では和食が提供されることもありますが、日本船ほど和食に特化しているわけではありません。「いつもと違う食事を楽しみたい」方には向いていますが、毎食和食が良いという方は飛鳥Ⅱや三井オーシャンフジなど日本船を検討する余地があります。
大型船は揺れるのか
一般に、船は大きいほど揺れを感じにくくなります。MSCベリッシマは大型船なので、小型船と比べれば揺れは穏やかです。それでも心配な場合は、船体中央付近・低層階の客室を選ぶと揺れを感じにくいとされています。
子ども連れでも大丈夫か
掲載プランの多くは家族向けの目安を「A」としています。プールやウォータースライダーなど子どもが遊べる設備がある一方、3名・4名で1室を使う場合は問い合わせが必要と案内している商品があります。人数と客室の組み合わせは予約前に販売会社に確認してください。
料金を抑えるには
内側(窓のない)客室を選ぶ、大型連休やお盆を外す、短い日程にする、という組み合わせが基本です。この船は4〜5泊の短い航海が多いため、もともと総額を抑えやすい構成になっています。加えて、上で書いたとおりツアー型ではなくクルーズ代金だけの商品を選ぶことが最も効きます。首都圏在住なら、東京港発の九州・韓国クルーズ(5泊4万円台〜)が最も入口の低い選択肢です。
予約前に確認したいこと
料金・空室状況・寄港地は運航状況によって変わります。片道クルーズは帰路の交通費が別にかかること、ツアー型は航空券の都合で早く満室になることを踏まえたうえで、最新の料金・空席・日程は、必ず各社の公式予約ページでご確認ください。