蒲原 夜之雪のクロスステッチ無料図案
歌川広重(東海道五十三次・1833年頃)
しんしんと雪が降り積もる夜、3人の人物が黙々と歩いています。家々の屋根も道も、すべて雪に覆われています。実は蒲原(現在の静岡県)は、雪がほとんど降らない土地です。広重は実景ではなく、旅の情景として想像で描いたと考えられています。空を上に向かって濃くする「ぼかし」の技法で夜の暗さを出し、雪の白さを際立たせています。東海道五十三次のなかでも、とりわけ評価の高い一枚です。
仕上がりイメージ
プレビュー画像は、実際の図案を縮小したものです。
| マス数 | 140 x 97 マス |
|---|---|
| 使用色数 | 14色 |
| 仕上がり | 11ct 約12.7 x 8.8 cm 14ct 約10.0 x 6.9 cm |
使用する糸
色番号はDMCの糸を基準にしています。お好みのメーカー(オリムパス・コスモなど)の近い色で代用しても大丈夫です。
-
DMC 415
パールグレー -
DMC 3865
ウィンターホワイト -
DMC 318
スティールグレー(ライト) -
DMC Ecru
エクリュ(生成り) -
DMC 613
ドラブブラウン(ライト) -
DMC 310
ブラック -
DMC 317
パウターグレー -
DMC 3799
チャコールグレー(ベリーダーク) -
DMC 414
スティールグレー(ダーク) -
DMC 822
ベージュグレー(ライト) -
DMC 3033
モカブラウン(ベリーライト) -
DMC 413
パウターグレー(ダーク) -
DMC 762
パールグレー(ライト) -
DMC 612
ドラブブラウン(ミディアム)
生地(アイーダ布)
上のサイズ表の通り、同じ図案でもカウント数(生地の目の細かさ)によって仕上がりサイズが変わります。11カウントはマス目が大きく初心者の方でも刺しやすく、14カウントは仕上がりが小さく上品になります。
- 11カウントのアイーダ布
- 14カウントのアイーダ布
元の作品について
Wikimedia Commonsより(ファイル: Hiroshige-53-Stations-Hoeido-16-Kanbara-MFA-01.jpg)。パブリックドメイン。
この図案は、元の絵の色をDMC刺繍糸の色番号に置き換えて作成しています。使う糸の色数を絞っているため、実際の作品の色味とは多少異なります。
刺し方のポイント
| 難易度の目安 | 中級 1万目台で色数も控えめ。絵画・浮世絵の図案では取りかかりやすい部類です。 |
|---|---|
| 総目数 | 13,580目(140 × 97 マス) |
| 所要時間の目安 | およそ54〜90時間(1時間に150〜250目のペースで計算) |
- 雪の夜の静けさが主題で、14色と浮世絵図案の中では少なめ。白と薄グレーの面が広く、進みは早いです。
- 3人の旅人と家の輪郭は暗い色の細い線で、ここだけ集中が要ります。白い面を刺したあとに、人物と屋根の線を入れてください。
- 白い布だと雪の白が布に埋もれます。ライトグレーか生成りの布を選ぶと、雪景色が浮かび上がります。
糸は25番刺繍糸を2本取り、布の中心から刺し始めるのが基本です。図案のPDFは必ず倍率100%で印刷し、刺し終えた行を蛍光ペンで消していくと数え間違いを防げます。