研修内製化のススメ

社内講師育成~基礎テクニック編

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研修講師に抜擢されると、「どうしよう…研修講師うまくできるかな」、「人前で話すの慣れていないのに、出来るかな…」など、様々な不安が生まれます。
そういった不安を少しでも解消できたらと思い、一般社員が研修講師を担当する際に身に付けておくことで、研修効果がアップする基礎テクニックをご紹介します。


ご紹介する基礎テクニックは以下の3つです。

  1. 表現とメッセージの一致
  2. 声のコントロール
  3. 受講者を惹きつける話し方

ぜひ、研修を運営する上で参考にしてみてください。

1.表現とメッセージの一致

ここで言う“表現”とは、口調、表情、態度のことを指しています。
研修効果を高めるには、受講者にどのように伝えたいか、どのように理解してほしいかというメッセージに対して、口調や表情、態度が一致しているかが重要です。
例えば、本当にこれだけは覚えておいて欲しいというような重要な話をしているにも関わらず、ヘラヘラした表情だったり、指示棒や手遊びをしていたりすると、受講者に重要性が正しく伝わらず、理解に影響が出てしまいます。
当たり前ですが、口調は怒っているのに、表情は笑顔だと、相手は「怒っているのかな?怒っていないのかな?」と混乱してしまうわけです。
受講者に分かりやすく伝えるためにも、口調や表情、態度をメッセージと一致させることが重要です。

2.声のコントロール

声のコントロールとは、大きさ、強弱(抑揚)、話すスピードのことを指しています。
まず声の大きさですが、受講者に伝わらなければ意味がありませんので、大きく出すと良いでしょう。
皆さんも一度は、小さくぼそぼそとした話し方をする学校の先生や知人などの話を聞いている時に、何を言っているのか分からなかったり、段々と聞く気がなくなってしまったり、という経験はあるかと思います。
研修講師も同様で、声の大きさは受講者が聞き取りやすい大きさで話すようにしましょう。
研修講師を初めてやる方は、研修冒頭で、自分の声が後ろの席まで届いているか確認すると良いかと思います。
また、マイクを使うことを否定しているわけではありませんが、私が研修講師同士で話をしていると、「マイクを使って研修を行った場合と、マイクを使わず地声で研修を行った場合とでは、受講者の集中力に差が出るよね」ということで話が盛り上がることがあります。
マイクを使わず地声で行った場合の方が、居眠りや集中力を欠く受講者が少ないと研修講師の知人や私自身感じています。科学的根拠があるわけではありませんが、参考にしてみてください。

次に、強弱(抑揚)についてです。強弱(抑揚)がなく一定の声で話をしてしまうと、重要なメッセージが伝わりづらくなってしまいます。
重要なメッセージを伝える際は、大きな声で話をしたり、反対に、あえて小さな声で「ここだけの話ね」と注目を集める話し方をしたりすると効果的です。
また、初めて研修講師をする場合は、緊張しすぎて、あらかじめ決めておいた内容を読み上げる、いわゆる“棒読み”になってしまうことがあります。
ぜひ、声の強弱(抑揚)を意識的にコントロールしてみてください。

最後にスピードですが、前述の強弱(抑揚)と同様に、一定のスピードだとお経のように眠くなってしまいますので、大事な話をするときは、ワザと間をおいて話をしたり、ゆっくり話をしたりすると効果的です。

3.受講者を惹きつける話し方

受講者を惹きつける話し方のコツはいくつかありますが、私自身よくやっている方法をご紹介します。

  • ダイレクトに伝える
    今から大事な話をする、これだけは覚えて帰ってほしいという話をする前に、「今から、今日最も大事な話をしますね」や「今日これまで言ったことを全て忘れてもいいから、これだけは絶対に現場に持ち帰って」と言うことです。
    この一言があるだけで、受講者の顔が上がり、集中力をもって聞いてくれるだけでなく、ほとんどの人がメモを取り始めます。
  • 受講者をおだてる
    自社の社員が講師をやる場合は、素直に受講してくれる人がほとんどだと思いますが、たまに、斜めに構える受講者に出会うことがあります。
    初めて講師をする人は、萎縮してうまく話せなくなってしまうなんてこともありますが、そう言った人にも、そうじゃない人にも効く一言があります。
    それは、説明を始める前に「皆さんみたいな優秀な人ほど、躓きやすいポイントだったりするんですよ」です。
    この一言があるだけで、斜めに構えている人は聞く耳を持ってくれるようになりますし、そうでない人にとっても、気持ちが良くなる一言です。
  • 問いかける 
    集中して聞いてほしい時や、もっと自分の頭で考える癖を身に付けてほしい新入社員や若手社員に対して研修を行う時などには、すぐに結論を話すのではなく、受講者に「何だと思いますか?」と一度問いかけることが有効です。
    ランチ後の眠たくなる時間などにも有効です。
  • 歩き回りながら話をする
    30名程度の中規模以上のクラスでは、講師がずっと前で話をすると、段々と後ろの席の緊張感が緩んでいきます。
    皆さんも学生時代に同様に感じたことがあるでしょう。
    そこで、教室をぐるぐると歩きながら、時には、目が合った受講者に問いかけをしながら、話をすると、常に集中を高い状態で受講してもらうことができます。
    これには、ある程度練習が求められますが、ぜひ、チャレンジしてみてください。

『社内講師の育成』について、以下の記事もおすすめです。
ぜひ、参考にしてみてください。

社内講師育成~ファシリテーションスキル編
社内講師育成~小道具テクニック編

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